30歳でWebデザイナー兼コーダーへ転職!未経験でも成功させた方法は?
この記事では、私自身が未経験からWebデザイナー兼コーダーに転職したときの、実践したことや勉強した事などをまとめてみました。
私は小売業界で8年間キャリアを積み、30歳で未経験Web業界へ転職しました。29歳で転職を決意し、約9か月間で正社員を続けながらWebデザイナーの学習を両立させ、初めての転職を実現しました。
この記事はこんなお悩みの方におすすめです。
・30代で転職ができるのか不安
・異業種からWebデザイナーになれるの?
・勉強方法や時間の確保はどうするの?
など、過去の私と同じような不安を持っている方が、少しでも安心して転職活動に挑めるきっかけになればと思います。
【目次】
結論:お祈りメールは気にしない!学習時間が経験になる
結論、不採用のお祈りメールは来ます。面接までたどり着けない書類選考で不採用もあります。
お祈りメールという名のテンプレートメールは、やっぱりダメージはあります。ですが、その企業にも事情はあるだろうしポートフォリオを手直しできる時間ができたと思うようにしていました。
この「未経験」というのは20代ではそんなに気にしない言葉ですが、30代にはこんなに重い言葉なのかと考えさせられました。ですが学習時間に、まずは制作に手を動かすことが未経験からWebデザイナーを目指すうえではポイントになります。
不採用は企業側の事情もある
30代の未経験がこの業界で転職が難しいといわれる理由は、企業側の事情として主に2つの事があると思います。
1.キャリア形成が難しい
2.教育環境がない
特に教育環境が整っていない場合の多い中小企業では、人材育成の環境がなく案件を進めながら自分で学習も継続するということもあるかもしれません。実際、私はそのような環境だったため勤務中は案件業務と学習、帰宅後に最低2時間は学習時間にあてていました。
ポートフォリオに記載する実績がない問題
私も実務実績はなく、すべて仮想の制作物でした。ポートフォリオにいれた数としては、Webサイト(LP含む)が11個、バナーが約20個でした。全体の制作数はもっとありました。Webサイトは仮想ですがクライアントのペルソナや課題を考えたり、バナーもクラウドワークスを参考に課題を考えたりしていました。
未経験であることにマイナスにならない
「未経験」って30代にはこんなに重い言葉なのかと実感させられたのと同時に、その業界の人材にない考えを持っている人は重要とされることがあります。
私自身、前職の人材育成やマネジメントの知識を活かしてWebマーケティングの視点を取り入れたWebデザイナーになりたいという目標がありました。いくつかの企業では「コミュニケーション力」や「マネジメントの知識」で選考を進められた企業もあります。
そのため、今まで行ってきた経験がWeb業界では必要とされているスキルである場合もあるのです。
Webデザイナーになるために行ったこと
Webデザイナースクールに通う
私はデザインも未経験ですので、すべて独学というのは難しかったのでWebデザインの勉強ができるスクールに通うことにしました。私の選んだスクールが「Illustrator」「Photoshop」の使い方から学べるコースがあり卒業制作含め9か月間の学習でした。
学習時間で行ったこと
スクール以外での学習は自宅で仕事終わりに最低2時間は勉強していました。もちろんスクールの課題も行いますが、Webデザインの本を読んだり、クラウドワークスに応募してみたり(採用はありませんでした...)インプット3割、アウトプット7割ぐらいで行っていました。
Webデザイナーになるために必要なスキルとは
デザインの基礎知識
デザインの配置や色、ルールといったものは「ノンデザイナーズ・デザインブック」という本で勉強しました。
ツールやソフトの操作スキル
Adobeの「Illustrator」や「Photoshop」はデザインスクールで基本を学びました。当時のレベルはバナーが作れる程度で、すべての機能やショートカットキーを使いこなすまではいきませんでした。
コーディングの知識は必要なの?
企業によってはデザインもできてコーディングもできるデザイナーを募集しているところもあります。もちろん分業体制が多いと思いますが、小さな企業などでは1人1人の作業量は多いのでコーディングも求められることが多いと思います。
私もコーディング(フロントエンド)バリバリできる状態ではなく、JavaScriptなどはネットから参考にさせてもらうことは多々あります。
分業体制の企業でもコーディングの知識があることでデザイナーからコーダーへデザインデーターを渡すときにコーダーの方が作業しやすいデザインデータを作成できるようになります。
Google 広告の認定資格を取得する
私はWebマーケティングにも興味があり、成果の出るデザインが作りたいと考えていました。バナーやLPというのはWeb広告からのユーザーが流入してきて商品やサービスを購入するという成果が必要になるため、Web広告の知識を得るためにGoogle 広告の認定資格を取得しました。これは無料で取得できるもので、Google が公式に公開している広告に関する知識や理解力を確かめることができる認定資格です。
仕事と勉強時間を両立する方法
私の前職はシフト制でスクールに通う時間は夜8時頃~10時で、週に3回以上は通いました。(私が選んだスクールは通う回数は無制限で、オンライン学習も可能でした)
私の場合、有給が残っていたので「この日は集中してサイト制作したい」とか「応募企業の面接日にしたい」などの日に使用していました。
シフト制のため直近でスケジュールを組むと計画通りに組めないため、1か月前からスケジュールは組むようにしていました。
さいごに
転職活動中は本当に自分を見つめなおす機会が多かったです。Webデザイナーになるためにはデザインをできるようにしなくてはいけない、という漠然な考えから面接や選考を進めるごとに「コミュニケーション力」や「チームをまとめるマネジメント力」が企業側としては必要としていて、前職でのスキルが必要とされることが多かったです。
私がWebデザイナーへ転職を成功できた理由も前職のスキルや経験があったからこそと考えます。
正社員として働きながらWebデザインの学習も両立させることは覚悟と根気が必要です。転職活動は期間を決めて短期集中型が私にはあっていたと思います。スクールや周りの方の協力もあり転職を成功できたことももちろんですが、自分自身のWebデザイナーになりたい。夢を実現させたい。という行動力や覚悟は必然だと私は思います。